金毘羅さんは車椅子の方でも上まで参拝可能!

香川県の観光名所金刀比羅宮(ことひらぐう)、さぬきの金毘羅(こんぴら)さんの名前で知られその『785段の階段昇り』は有名です。

海の神様、大物主神(おおものぬしのかみ)を祀った全国の金刀比羅神社の総本宮で、県内外から毎年多くの観光客が訪れています。

今日も施設利用者さんたちと出かけてみました。

「車椅子で785段の階段を昇るの?」と思われるかもしれませんが実は上まで行く参『拝の裏技』があるんです。

足が悪いから、上まで上がる自信がないからという理由で金毘羅さんへの参拝を諦めてませんか?

「上まで行きたいけど足腰に自信がない」という方も是非参考にして頂けたらと思います。

車での通行許可証を事前に提出すれば大丈夫

車での通行許可証があれば大丈夫です。

「許可をもらうためには何か条件があるのでは?」と思うかもしれませんがそんな心配はいりません。

参拝したいけど『足が悪い方、高齢の方、車椅子の方などであればどなたでもOK』とのことです。

まず金毘羅さんの社務所(電話番号0877-75-2121)に連絡して「何月何日の何時頃に行きます」と日時と時間を伝えます。

社務所の人の話しですと余裕をもって1週間前ぐらいには連絡を入れて下さいとのことでした。

その日が行事ごとや結婚式と重なっていれば日にちを改めないといけませんが、空いていれば『車輌乗入申請書』を郵送またはFAXで送ってくれますのでそれに必要事項を記入して送り返すと正式に許可をもらえるといった感じです。

実際に車で行ってみましたが教えてもらった通りに行くと石段の裏道に守衛所があり、そこから上を目指すといった形になります。

山道は舗装されてますが非常用の道路ということもあってとても狭く、対向車が交わせなかったりガードレールが付いてなかったりですが10分ほどで無事に785段の本堂まで行くことができました。

対向車はあまり来ることがなさそうですが、時間帯によっては配送関係の車が行き来することもあるそうですので運転には充分に注意してください。

山道はうねうねと曲がりくねってる箇所もあり、私は運転に必死でしたので風景を楽しむ余裕はなかったのですが利用者さんたちは「すごくいい景色だった」と喜んでくれました。

途中の365段目あたりに位置する『大門』や『旭社』には立ち寄れませんがそれでも本堂に参拝できますし、頂上からの眺めは素晴らしく遠く見える瀬戸内海の島々も圧巻です。

こんぴらさんへのアクセスは車が便利?車椅子用の駐車場はあるの?

参拝はできなくてもいいから麓の茶店やうどん巡りを楽しみたい方、駐車料金を節約されたい方は是非参考になさって下さい。

車で行くと参道の入り口付近に駐車も可能で、障がい者用の駐車スペースも設けてくれてますので車で行く方が断然便利だと思います。

JRや琴電の公共交通機関を利用する手段も考えてみたのですが調べた限りでは電車での車椅子移動は難しいみたいですので、やはり参拝には車で出かけるのが便利だと言えるでしょう。

駐車料金は終日停め放題¥800から一時間辺り¥300と値段がまちまちですが、参道から遠く離れるほど駐車料金が高くなるといったイメージです。

『ちょっとした裏技』ですが、表参道に面した登り口に近いお土産屋さんだと『終日停め放題が条件付きで無料』になったりもします。

何かしらの商品を一定金額以上購入すると(相場は¥1000ぐらい)パーキングのお金を無料にしてくれるというシステムを取り入れてるお土産屋さんが何件かありますので、車で行かれる方はお店と交渉されることをおすすめします。

『お土産を買って駐車料金が無料』になるのでしたら一石二鳥ではないでしょうか?

また参道前の旅館や食堂が軒を連ねてる大通り(国道208号線)は観光客の往来が激しく、車輛も頻繁に通ってますので充分に注意が必要です。

こんぴらさん参拝用シャトルバス

片道¥700、往復¥1400で石段の365段目まで連れて行ってくれるシャトルバスもあります。

琴平町内でしたらどこでも送迎が無料とのことで地元のお年寄りがよく利用されてるそうです。

車椅子のままでの乗車は難しいですが『785段は無理だけどせめて半分ぐらいなら上れそう』という方にはいいかもしれません。

コトバス予約センター 電話番号050-3537-5678(10:00~18:00 年中無休)

シャトルバスは前もって予約が必要です。

こんぴらさんにかごのサービスがあるって聞いてたのですが?

参拝者を乗せて長い石段を上る『石段かご』があったのですが、担ぎ手の高齢化と後継者がいないという理由で2020年の1月いっぱいで50年の歴史に幕を下ろしたそうです。

かなり体重の重い人でもしっかり担いでくれるというので私も最初はこちらを考えておりました。

聞くところによると参拝途中で歩けなくなった人を下まで担いでくれるといったサービスもあったようです。

廃業してしまったということを聞いて残念でなりません。

こんぴらさんのトイレはどんな感じ?

参道の登り口に洋式と和式のトイレが複数設置されてるのが確認できました。

車椅子対応のお手洗いも、それからオムツ替え専用台もあります。

社務所の人の話しですと石段を上り始めてからは『和式のトイレがほとんど』だそうですので参拝前にオムツ交換などはこちらで済ませた方がいいです。

ただ500段目にあるお食事処『神椿』には和洋式トイレの他、オムツ替えスペースもあるそうですので徒歩で行かれる方は休憩がてら立ち寄って借りるという方法もあります。

まとめ

こんぴらさんは石段を上るのが楽しみの一つかもしれませんが、車での参拝も充分に満足感を味わえると思います。

『車輌乗入申請書』の提出とか少しだけ手間がかかるかもしれませんが参拝できたという喜びに勝るものはないと感じました。

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