香川県は讃岐うどんが有名で【うどん県】としてすっかり認知されました。
【うどんに始まりうどんで終わる】といっても言い過ぎではないぐらいに香川県民はうどんをよく食べます。
長らく香川県に住んでますが、特に美味しい水に恵まれてるとか小麦粉の名産地でもないのですが一体なぜ?
うどん店の数の多さ、うどんが大好きな県民性、そもそも何故うどんがそんなにも食べられるようになったのでしょうか?
それらについて解説させていただきたいと思います。
香川県では何故そんなにうどんが食べられるようになったの?
香川県は干ばつの被害が多い地域で今でも夏の暑い時期には水不足で給水宣言が出されることがあります。
そんな風土の所以、昔はたくさんの水を必要とする稲作ができないため水田ではなく畑で作れる麦を米の代用として栽培し、ご飯の代わりにうどんとして食べるようになったそうです。
それが今ではすっかり地元の食文化に根付いてしまいました。
数年前には【さぬきの夢2000】といって、うどん専用の小麦粉も品種改良で作られました。
香川県のソウルフード【讃岐うどん】私個人の感想としては「どこのお店で食べても美味しい」です。
各お店で味もうどんのコシも違ってますので時間がある時などは【うどん店をはしご】することもあるぐらいです。
是非一度香川県まで足を運んで本場、讃岐のうどんを召し上がっていただきたいと思います。
香川県、面積は全国一狭いがうどん店の数は全国NO1!
うどん県と言われるだけあって、うどん屋さんの数は全国一多いです。
平成28年の統計では【人口1万人あたりのそば・うどん店の数】が香川県は5.60件となり全国平均の2.30件を大きく上回りました。
うどん好きの香川県民の特性がよく表れてると思います。
ちなみに香川県民で「毎日うどんを食べる」という人はかなり多くて、私も昼食は必ず近くの行きつけのお店でうどん定食を頂いてます。
うどんをおかずにしてご飯を食べる人もいるほどです。
とにかく安くて美味しい!種類も豊富
讃岐うどんは麺にコシがあって出汁加減もよく、何より安くて一杯80円のうどん屋さんもあります。
種類も豊富でシンプルな【かけうどん】からちょっと贅沢な【煮込みうどん】までいろんなレパートリーを楽しむことができます。
一杯80円って安くないですか?
懐にも優しくて美味しくてお腹いっぱいになるのでしたら毎日でも食べたくなりますよね?
他にも、すりおろした山芋をかけて食べる【山芋うどん】お子様に人気の【肉うどん】茹でたてのうどんに卵と出汁をからめていただく【釜玉うどん】などが県民に人気の定番メニューとなってます。
お好み焼き屋さんではそば飯ならぬ【うどん飯】をメニューとして扱ってるお店もあります。
更に驚くことにスーパーマーケットで売られてる【うどん玉】は一袋¥19のもあるんですよ、すごく安いと思いませんか?
香川県は電柱の数だけうどん屋がある
【電柱の数イコールうどん店の数!】実際にそんなことはないのですが、あまりのうどん屋の多さによくそんな風に揶揄されます。
香川県のアーケードは全国一長いのですが、その商店街にはたくさんのうどん屋さんがひしめき合ってます。
どのお店で食べても美味しいですので、どこも毎日繁盛してるらしく地元香川県で【うどん屋さんが閉店してしまった】って話しはあまり耳にしません。
それぐらい香川県民はうどん愛が半端ないんですね。
うどんタクシーって何?タクシーに乗ったままうどんが食べられるの?
ついに【うどんタクシー】と呼ばれる車まで出てきました。
「うどんタクシーって何なの?」と県外の人によく聞かれるのですがタクシーの中でうどんが食べれるというのではなく、うどん店巡り用のタクシーという意味です。
有名店だけでなく情報誌にも載ってないような美味しいうどん店や老舗のお店を案内してくれるサービスを県内のタクシー会社が始めました。
うどんタクシーを見つけるのは簡単で駅周辺などで【車の屋根の部分にうどんのオブジェを載せてるタクシー】を見つけたらそれがうどんタクシーです。
うどん店の案内以外にも道中の観光案内、また英語対応のサービスもあるようで運賃は時間制で120分コースから一日貸し切りコースまでと幅広く対応してくれます。
香川県って都会とは違って割とシンプルな街並みですので道路事情も複雑ではないですが、土地勘のない所では道に迷ったりも考えられますよね。
ちなみに香川県は路面電車は通ってなくて移動手段はJRもしくは琴電(ことでん・琴平電鉄)、バスになりますがそんな時にはうどんタクシーを利用されるのもいいかもしれません。